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2006年8月3日木曜日

秋を感じる

前回まで3回に渡って、祭日程を掲載した。8月からは祭が増え始める季節で、先日からは、凧も空を舞い始めている。

毎年、ヒンドゥ教最大の祭、秋のダサイン祭には、たくさんの凧が空を舞う。正月に、日本人が凧あげをして遊ぶのと似ているかもしれない。季節限定の遊び。

でも、まだ8月。凧あげにはまだちょっと気が早いんじゃない?などと思っていたのだが、空を見上げると、もう秋空が広がっていることに驚く。明け方の風も涼しさを通り越して時に肌寒さも感じるほど。もう秋は始まりつつあるのかもしれない。先日7月30日(ナグパンチャミ:蛇の神様にプジャをする日)が立秋にあたる日でもあった。暦の上ではもう秋なのだ。

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カトマンズに住み始めた当初、私は、ここで流れる季節の移り変わりが、よくわからなかった。

ダサイン前のある日、知人(ネパール人)が空を見上げ「もうすぐダサインだねえ」と何気なく言った言葉に、へえ、と感じた思い出がある。日中は蒸し暑く、雨季も明けておらず、まだ夏だと思っていた私だったのだが、知人に言わせると、空の色がもう夏のそれではない、というのだ。

何年も過ごしてきた日本での季節の移り変わりは、空などからもわかる。でも、ネパールで季節を越したことがなかった私には、違いを実感できなかった。

その後、こちらでいくつかの年を過ごしてきて、今では空を見上げて季節の流れを感じられるようになった。祭前の浮かれ具合や、街の賑わいなどからも、季節を体感できるようになった。

少し色が薄めになった青空と、そこに舞う凧、入道雲が途切れて広がるひつじ雲。まだまだ日中は暑いカトマンズだが、秋はもうそこまで近づいているようだ。

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