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2005年4月27日水曜日

時間の観念

ネパールの国内線航空券。予約時に知らされていた時刻と、発券時に航空券に記載される時刻が異なることがよくある。

今日も、あるゲストのために、マウンテンフライト航空券を発券したところ、予約時に知らされた出発時刻よりも、5分遅くなっていた。

たいした違いではないが、念のためスタッフに、『航空券をゲストに渡す時に、5分の違いが生じていることを説明するように』と告げると、スタッフは『説明なんて必要ないでしょ。たった5分の違いだもの。こんなの誤差範囲』という。

確かに、『5分の差』なんて、差のうちに入らないと、私も思う。でも、こう思うのは、私の時間の感覚が、ネパール人化してきてからなのか、それとも、本当にたいしたことのない時差だからなのか?

電車が1分遅れただけで、駅構内でお詫びのアナウンスが入る日本。朝の通勤時間帯に、いつも乗る電車がたった1分遅れただけで、イライラしていた日本の生活を思い出す。当時、私の中では1分の遅れは大きかった。

ネパールでは、数時間国内線が遅延したところで、たいした説明もない。1~2時間の遅延は日常茶飯事。

『ちょっと待ってて』の『ちょっと』や、『今すぐいくから』との『今すぐ』が数時間後だったりすることもざら。

こんな国で暮らしていると、時間にルーズになってくる。5分の遅れなんて許容範囲。遅れのうちに入らない。

いやでもまてよ。JR福知山線の電車事故は、『1分半の遅れ』を取り戻そうと速度を出しすぎていたのも原因のひとつだっていうじゃないか。『1秒単位』で遅れを報告させていた、とも書いてあったぞ。

そういう国から来る日本人には、やっぱり、たかが5分の遅れであっても、ちゃんと説明しないといけない。日本人に対しては、時間に几帳面でなければいけない、とスタッフたちにもよくよく教えた。

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